しょしごと。

賛否両論、自画自賛。明日天気になるがよい。

ある晴れた日に整体に行って半ケツをさらした。

f:id:ogadenai:20180212211858p:plain

 

春が近づいてくるなと思った。「ちょっとでかけてくるね」そう部屋で寝ている出張で東京に来ている母に伝え最近買ったユニクロのレザージャケットを着て颯爽と街に出かける。ようやく春らしくなってきた陽ざしにレザージャケットの着心地は最高だった。ちょっと昔のNANAみたいじゃないかな……なんて思いながら歩いていると、ショーウィンドウにうつった自分が太くて少し泣いた。

 

最近運動を始めたが、なんとなく昔から腰が痛くて運動をしてもストレスが微妙にたまっていた。朝起きて痛みを感じて1日始まる。そんな日常がなんとなく嫌で、ネットで整体サロンをみつけて予約をした。この3連休、「私は家を守ります」と友人に宣言をしていて家を守っていたが、日曜の午後ついに私は駅前にでかけた。

 

「70分 初回4980円。骨盤矯正」そんなお得感を漂わせるメニューを選択し私はその整体サロンに行った。入った瞬間、アジアンな音楽が流れて、4人ぐらいが施術している姿が確認できた。「〇〇様ですか?」とすぐに声をかけられ、問診票と着替えをすませる。なんていうか、こういう初回の独特な雰囲気っていつまでも慣れないなぁと思う。

 

着替えを済ませるとハキハキした織田裕二江口洋介の髪型にしているような人がむかえてくれた。とにかくハキハキしていて、なんていうか強い。あとで強い理由は彼がこの整体サロンの院長だということがわかった。キャラが強いというかなんていうか、とにかく強い。私を見ている間もちらちらとほかの人を見て指示を出す。口調は穏やかで、優しい江口系だけど。早いのだ。

 

私はとにかく背中の真ん中から曲がっていて、首も曲がっていたので相当の期間を要すると言われた。えー、お金めっちゃかかるなこれ。と心の中でショックを受けつつ、施術を開始する。見てくれた院長のかわりの人が色々とほぐしてくれる。

あれこれ聞かれたり、「ここいたいですよね、やっぱり」「ああ、なんかかばってるあとあるなぁ」とか言われたりしたので「ああ、はい」「怪我したかも」などを返した。結構会話しなきゃいけねぇんだなぁ……めんど…とちょっと思い始める私。しかし、この会話も必要なのだきっと。だって体を任せているし、彼は私の体をほぐしながら一生懸命不調な原因を探っているし、その一生懸命さがいつしか伝わってきた。

 

仰向けになったり、うつぶせになったりしてほぐされていく。痛い時に痛いと言えない私に気づいたのか色々と話しては痛みを探る。きっと、彼は一人前の施術師になりたくてこの院長について頑張っているんだろうな…。一生懸命な姿が伝わってくるし、気配りもある。最終的には彼に好感しかなかった。

 

そんなほぐ男と私がわきあいあいしている中、隣の人を施術している院長がちょっと覗いて言葉をかけてきた。ここで、私は院長と彼の関係をなんとなく「あ、察し…」と思う。 

 

院長「ここはこうだから、まわりからほぐしてあげてください」

ほぐ男「あ…はい。あ、いや、でもここがこってるみたいで、それとここを触ると痛いみたいなんです。だからここは危ないかなと…」

院長「まぁそうかもしれないけれど、だからこそ、〇〇の周りからほぐしてあげないと」

ほぐ男「あ、はい。でも…」

院長「お願いします」

 

 

ケンカをやめて~~二人をとめて~~私のために争わないで~♪by竹内まりあ

 

 

いやいや、その「お願いします」めっちゃ怖くないです?

いや~~、ほぐ男~!仕事中に「でも」と「だって」は禁止よ~!きみが伝えたい私の不調の原因伝えきれてないよ~!院長~!ほぐ男の話聞いてあげて~!結構重要よ~!っていうか私の体をずっとほぐしているほぐ男の報告聞いた方が絶対よくない?ほぐ男の言い方もあるだろうけど、そこはさあとりあえず置いておこうよ~~!

衛藤美彩さんの写真集「話を聞こうか?」的な余裕みせてほしい~!

 

あとあと、元接客業的にはお客様の聞こえる場所でこういう会話NGよ~!お客様が気を使うもの…。まぁ、私も超キレたい気持ちを抑えながらミスした後輩に何度優しく接したか。注意することは裏でできる。目の前にいるお客様が少しでも気持ちよく帰れるように努めなきゃ~!みたいな。うん、そう。だからこそお客様の前での(この場合背中だったけど)会話は重要なワケ~☆

 

結局、ほぐ男の方は黙って手を進め、私は院長プランでほぐされた。しばらくしてほぐ男が私のしていたスポーツや足の不調をあてたり、アドバイスしてくれたりして終わった。

 

終わった後、院長が近づいてきて、私の施術は「ほぐ男→院長」となる。ハキハキした笑顔で近づいては早口で私に色々話してくる。そんな中、ほぐ男が院長に私の状態を説明し始めた。

ほぐ男「あのやっぱり、右の腰と、あと右足が…」

が、院長は早口で私に話しかけるのを続けてゆく……。ほぐ男の話は終わってもねぇ!いやいや、ほぐ男の話聞いてあげて!?あなたよりその人に話したからさ。こ、この……ワンマン院長め!!と思ってる間に私は首、背中をゴキョゴキョ骨をならされてベッドにうつ伏せにされた。整体師の前では私は無力……いつの間にかほぐ男は消えていた…。

 

そして色々施術をされてそろそろ終わりだろうという頃、また院長が色々説明し始める。ていうか、早口でちょっとわかんないところがあるけどまぁいいか。と思いつつ話を聞いていると「正しい位置に骨を戻したから、ちょっと筋肉が痛いと思うので背中にテーピングしますね」といわれて私は「わかりました」とうつ伏せになった。え、テーピングしてくれるんだ。めっちゃ親切。でも背中のテーピングってなに?って感じだった。 

「腰から、背中にテープ貼りますんで」と言われて服をめくられ背中に「ヒヤッ」とする薬を塗られる。つめてぇ……ていうか、背中のうぶ毛大丈夫かしら。とわけわかんない心配をし始める。いやいや、重要。なんてたってまだ女捨ててないからね。出来れば女性に施術されたかったぐらいよ、一応。

 

薬を塗られるとピリリっという音がした。恐らくテーピングをなんかの紙からはがしたんだろう。そうして、私の背中にはっていき……

 

ぐいっと。

 

ぐいっとっとっと。

 

私のお尻が、上半分ほどだろうか?漫画だったら「ぷりんっ」て擬音がつくぐらいの勢いで(まぁ、そこまでヒップアップしてないけどさ)いきなり外気にさらされた。

 

こんな感じに↓

f:id:ogadenai:20180212210913p:plain

まてまて、なぁ、まてよ。とわたしはその瞬間思った。

 

ちょっとまってくれ、私32歳。女性である。しかもこの整体サロン…上の図にもあるように、ついたてが中途半端な上に、男性スタッフばかり&ベッドが近いのだ。図にするとこんな感じである。

f:id:ogadenai:20180212210808p:plain

 

おわかりいただけただろうか…?

 

この図だけでも、おそらく4ポジションから視線を私の半ケツにそそがれた危険がある。誰も見てないだろうけどな…?しかもそんなに立派なシリでもないし、だるんだるんであることは間違いないけどさ。まぁ、整体だし、施術と言われちゃそれまでだけど私の半ケツは予想もしないところでさらされたわけだ。

 

「おしり、ちょっとでますね?」とでも言われればよかったのだろうか?そういうわけでもない。聞かれたら拒否するしまぁこんなの一瞬だろうって感じだよね、多分。この施術に何にもやましいことなんてないのは重々承知だ。しかし、なんだろう……ヒヤッとした。私のおしりはあの日、あの時、あの場所でヒヤッとしたのだ。え、なんでだろう…なんで半ケツ??と思ってる間にテーピングされた。

 

多分時間にしたら数秒だと思う。たかが、数秒。されど数秒なのだ。だらしないお尻が、半分ほど外気にさらされた。事実としてはそれだけだ。私は羞恥心なんてその瞬間は感じてなかった。「あれ…?」ぐらいしか思っていなかった。

 

けれど、なんとなくお会計をしている時に「ああ、私…お尻から背中にかけてテーピングされている。お尻、か」と思ってしまった。そのあと、院長がくどくど説明をしてくれたが耳には入ってこなかった。クーポンとか、ご紹介とか、今後の施術プランをつげられた。1週間後にまたきてくださいと言われたがそんな余裕は財布にも心にもねぇ。また予約します~といって私はそのお店を出た。

 

「お尻…半分だけど…晒されたよな」

 

一人、青空を見ながら心の中で呟く。iphoneにイヤホンをつなげて何度目の青空か?を聞いて歩いて帰った。

 

帰り道、あのいなくなったほぐ男を思い出した。彼、すごいゆっくり話してくれたな。まぁ、腕は院長の方がいいのは当たり前なんだけど。

「治すところいっぱいありますから!」と最後笑いながら院長に言われたけど、そういうことじゃなくて、今日お風呂にはいっていいのか、お酒飲んでよかったのかしっかり教えてほしかったなと思った。っていうか、翌日の今日好転反応(ぐぐった)なのか色々と体が痛い。

 

きっと、腕は確かなんだろうな。

でも、もっとゆっくり話してほしかったな。

ほぐ男、頑張れよ。

半ケツ、やっぱり恥ずかしかったな。

…なんかやっぱり、女性がいいな。

 

そう思いながら今日私はこのブログを書いている。きっと、半ケツなんて数秒だったんだろうけど、私にとっては色々と考えさせられる半ケツだった。そんな三連休だった。

 

 しょしいなぁ~。

 (※秋田弁で恥ずかしい~の意味)